戸建て住宅のリノベで、まずやるべき5項目とは?
築年数が30年くらいの戸建てのリフォームご希望のお客様とお話するとこんなお話をお聞きします
冬は床が冷たくて底冷えする!
冬は厚着しないと家の中でも過ごせない!
冬の光熱費で5万近く払っている!
夏は2階にあがると、ものすごく暑い!
冬のお風呂が凍えるほど寒い!
皆さんも、こんなご経験はありませんか?もしくは、近い経験をされていることもあるかもしれません。
こんな住まいを、できるだけコストパフォーマンス良くリノベーションするにはどうしたらいいでしょうか。
日本のエコ住宅の第一人者である松尾設計室の松尾和也先生が「どんな戸建て住宅のリフォームでも絶対にやるべき5項目」を提唱されています。松尾先生は、弊社も直接指導を受けている先生です。
高断熱の新築住宅レベルにまでするには、相当なお金がかかりますが、今からご紹介するリノベーション項目を実施するだけでも、今よりエアコンが効きやすくなり、光熱費も下がる住まいへとリノベーションができます。以下ご紹介します。
1.窓の高断熱化
まず手を付けるのは窓です。夏、家に入ってくる熱のおよそ7割が窓。冬、家から逃げる熱の5割は、窓です。窓というのは、断熱をするには最優先で手を付けるべきところといえます。
回収するにあたっては、リビングなどの長時間過ごす部屋、ヒートショックが起きやすい洗面脱衣場などから優先的に実施するのがおすすめです。
国の施策として補助金が出ることも多いため、タイミングが合えば補助金を活用して、家の窓を全て高断熱化を進めることをおすすめします。
外壁をいじるような場合は、東西の窓を埋めて小さくすることも有効です。
YkkapのHPより
2.床の断熱補強
古い家では、床に断熱材が入っていないことが多いです。この場合、外気と床板1枚だけで接しているわけです。このようなお宅だと、座っているだけでも、底冷えがしてくる寒さを感じるのではないでしょうか。床が冷たいのは、体感としても、非常に寒く感じます。また、気密が取れていないため、床から、上がってくる冷気もあります。床を剥ぐことなく、ウレタンを吹きつけるなどで断熱と気密化を一度にする方法をおすすめしています。
3. エコキュートへの交換
プロパンガスやエコキュートではない電気温水器が付いているお宅では、多くのエネルギーとお金を消費しています。エコキュートに変えることで光熱費を削減できます。プロパンガスからの変更では約4年、電気温水器からの変更では約7年で工事費を回収できると言われています。
4. 浴室のユニットバス化
タイル張りの浴槽は非常に寒く、ヒートショックによる事故も起きやすい場所です。ユニットバスのメリットは多く、高断熱浴槽によりお湯が冷めにくくなるため、給湯の節約になります。また、壁や天井にも断熱材を仕込めるため、簡単に浴室の断熱化ができます。ユニットバスはタイル張りの浴室より安く、短工期で済むため、光熱費削減にも有効です。
5. 天井の断熱補強
夏場の二階が暑いと感じたことはありませんか? これは、2階の天井裏に断熱材が無いか、薄いことが主な原因です。夏場の屋根の表面温度は70度ほどになり、この熱が小屋裏に入り、天井を伝わって部屋内に入ってきます。特に夏の暑さ対策には天井の断熱補強が効果的です。
快適に長く住み続けるために断熱リノベ!
以上のように、断熱、省エネの観点からおすすめする5項目をご紹介しました。
リフォームというと、目に見える内装やキッチンなどに目を奪われがちですが、健康的で快適に、経済的に住み続けるためには、断熱性能を上げることも必要です。
弊社では、新築で日本でもトップクラスの性能を持つ高気密・高断熱住宅や耐震性の高い住まい作りも行っておりますので、その技術を使って高断熱リノベも行います。ご相談はお気軽にどうぞ。
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