居心地のよい防音室にするために、
自然素材を使いました。
防音室を使われたことがある方は、心地悪さ、目が痛いといった違和感を感じたことがある方もいらっしゃるかもしれません。密室になる防音室は、室内の建材にも注意が必要です。晃榮住宅では、今回のように床には、無塗装の無垢フロアー、壁には珪藻土、といったように自然素材を使った防音室を作っています。
十分窓を取って、明るい防音室にしました。
防音を考えた時、音が漏れやすいのが窓です。ここでは、2重窓を採用しています。しかし、ただ2重にすれば防音できるというものではありませんので、ガラスの選び方、施工の仕方に工夫をしています。
ピアノの音響を考えて、壁の一部と天井に吸音化粧板を貼っています
防音ですが、音響も考える必要があります。狭い防音室では、音が響きすぎることも多いからです。今回は、壁には珪藻土を塗っていますが、天井と壁の1面な吸音材を貼っており、音を適度に吸音させています。
戸建の防音室です。
庭に戸建で作った防音室です。音楽教室をするなどの場合は、家の玄関とは別にあった方が先生も生徒さんも、家族の方に気を使わず使うことができます。また、家とは別なので、音も家に伝わりにくく防音もしやすいというメリットもありました。
工事中の様子
吸音材を貼っているところです。
防音室では、壁の構造が複雑ですが、中では空気を層を取ったり、遮音・吸音材を貼ったりしています。ここでは、高密度のグラスウールを貼っています。黄色のものがグラスウールです。
壁には隙間を作らないことが大切です。
壁にプラスタ―ボードを貼っています。防音の場合の注意点は、壁に隙間を作らないことです。空気が漏れるようなところがあると、そこから音は伝わっていきます。出来上がった後で、ミスに気づいても遅いため、細心の注意が必要です。
天井は防振吊木で振動を止めていきます。
天井の施工をしているところの写真です。黒いものは、防振吊木で、音による天井の振動を抑制するものです。音は、空気だけでなく、固体を伝わっても逃げていきます。防振吊木はその対策の一つです。
リノベーション・防音工事など
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